マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本管区

愉快なお笑いひとときタイム (その1)

Sr谷川 2-3この4月から保育園のパートタイムで働いています。ゼロ歳児から、6歳児の子どもたちと、小さなふれあいドッキリの日々を過ごしています。

子どもたちの発想が、あまりにも豊かでユニークでおもしろい!!を、再発見しているところです。

いつも、玄関で登園してきた子どもたちに「おはようございます」と最大の笑みで迎えていると、年長の男の子が、私の顔をじっと見つめて一言

Aくん「どうしておおきいの?」Sr谷川 1-2

SR.「えっ!なにが大きい?」

Aくん「どうして?その歯!おおきいの?」

SR.「この歯!私は、お魚大好きだから、一杯いっぱいたべたからかな!」

この会話が4日、5日続いたある朝、廊下で、Aくんと出会い、最大級の微笑みで挨拶を交わすと、真面目な顔をしたAくんが、まじまじと私の顔を下から覗き込んで、一言

Aくん「どうして?まるいの?」

SR.・・・まるい?丸い? なるほど!!

SR.「ごはんもお肉も魚も野菜もいっぱい食べたから太って顔が丸くなったかな?Sr谷川 1-7

筋肉もいっぱいついているよ。ほら、こんなに。」

Aくん「ほんとだ!」

ある朝、お部屋で、子どもたちとパズルのお仕事をしていたら、Aくんが、Bくんにつたえます。

Aくん「SR.Tの歯がおおきいよ!ネズミの歯みたいだよ。」

Bくん「シスターTおもしろいね!」

SR.「しっているかな?ディズニーのミッキーさんは、ネズミだよ!」

Aくん「えっ!!・・ちがうよ!ちがうよ! ちがうもん!」

と否定されました。

あまりの強い否定なので、私も自信なくなり、ミッキーは、何だったかな???

ある朝、久し振りにA君に会って、「ミッキーさんネズミかどうか確かめた?」と、聞くと「まだだよ!」「あのシスターに確かめてごらん?」

Aくん「あのさーミッキーマウスはネズミですか?」

SR.M「ミッキーマウスのマウスは、英語でネズミだからネズミです。」

次の日Aくんは、ミッキーマウスのTシャツを着ていました。ミッキーマウス大好き、大好きなミッキーはネズミ。Aくんにとっては、特別なミッキーマウスです。だから、ネズミだと信じたくないのです。私の前歯二本が、こんなにも楽しい話題を提供するとは60歳すぎて、初めての体験です。幼い時には、兄から私のこの歯のことで、よくからかわれとき、私はいつも兄に、「噛んでやる」と叫んで追いかけていたことを思い出し、久し振りに天国にいる兄のために、祈りました。

6月に入り、最近のAくんは、「歯をみせてください」と頼みます。これほどまで、

注目されたことがないので、貴重な歯、丈夫な歯、親から受けついだ歯です。文化遺産に登録しようかな?

Aくん「歯をみせてください。ネズミの歯だ! いつから?おおきくなったの?」

SR,「小さい時からよ。」

Aくん「えっ! 赤ちゃんの時から? すごい!」

SR.何がすごいのかな?・・・複雑な心境?喜ぶこと? 不愉快なこころ?

まだまだ、続きますので、最後までお楽しみください。

「心を入れ替えて子供のようにならなければ決して天の国に入ることはできない」

Sr谷川 1-1(マタイ18:3)     (Sr.Y・T)