第二次世界大戦下の大試練の中で前進する本会 戦争の最中に起きた会長 マリ・ド・ラ・レダンプシオンの帰天によって会の運営が大きく揺り動かされましたが、この大試練をどのように乗り越えていったのでしょうか。 戦争中とはいえ、会…
FMM日本管区の歩み-26
危機に立たされた北海道のフランシスコ会 第一次世界大戦の波は、漸く日本における宣教活動の基盤を築いたばかりのフランシスコ会にも押し寄せてきました。当時の状況について、フランシスコ会の史料をもとに更に詳しく見ていくことにし…
FMM日本管区の歩み-25
第一次世界大戦の勃発 1914年 (大正3年) 7月28日に バルカン半島からあがった火花は、オ-ストリアと同盟を結んだドイツのベルギ-侵略に始まるフランスとロシアへの侵攻によって、欧州強国を戦乱の渦に巻き込み、ついに8…
FMM日本管区の歩み-24
1911年の総評議会の決定により 北イタリアとスイスと同じ管区として再出発した日本の共同体 1911年(明治44年) 6月2日より24日までロ-マで開かれた総評議会は、創立者の帰天後初めて管区の再編成に乗り…
FMM日本管区の歩み-23
日本におけるFMMの創設期の終わり 1911年(明治44年)は日本の国にとって明治天皇の崩御により明治時代が終わり新しい時代を迎える大きな節目の年となりましたが、日本のFMMにとってもコ-ル師とクザン司教の帰天により創設…
FMM日本管区の歩み-22
日本の南と北で築かれた管区の堅固な基礎 1910年から1911年にかけて実施された管区長の日本訪問は、管区創設期の最後を飾る貴重な体験を残し、新しく歩み始める管区に勇気を与えました. 熊本の地に根をおろしたカテキスタ事…
FMM日本管区の歩み-21
札幌天使病院の開設 札幌の共同体と事業計画をキノルド師に一任してマドレヌ・ド・パジ管区長が札幌を去ると、直ちにこの計画は実行に移されました。本会が既に購入していた北12条の病院用地に建材が運ばれ、工事が開始されたのです。…
FMM日本管区の歩み-20
札幌修道院の使徒的活動 札幌に落ち着いた姉妹たちは フランシスコ会のマントのもとで聖体を中心とした生活を送り、土地の言葉を学ぶ日々に満足していましたが、直接 宣教活動と言えるような使徒職がないことに一抹の不安を感じて…
FMM日本管区の歩み-19
「天使の聖母」札幌修道院の創設 1908年8月31日、夜8時頃、本会の7名の会員が ベルリオ-ズ司教に伴われて 待望の目的地に到着し、札幌修道院の創設に向かいま…
FMM日本管区の歩み-18
マリアの宣教者フランシスコ会(FMM) の札幌派遣