難航した病院の土地選び 1928年5月、南と北の共同体を訪問中のクリゾストム管区長は、土地の件についてシャンボン司教と戸塚師の三者間で手紙を交しながら具体的に話を進めました。会長に詳しく報告し、意見を求めつつ、病院にと…
台湾ーベトナム人労働者や移住者と共に
世界宣教に捧げられた私たちFMMが持つ大きな利点の一つは、国境を越えて自国の人々に奉仕できるということです。2009年に台湾に派遣されたベトナム人のSr.アンナ・ガン・ホアイもその一人です。シスターは中国語を学んだ後、今…
全道青年の集い「Come and See」
札幌教区カトリック全道青年会による分かち合いのイベントが、2018年11月24日13時から25日17時まで「Come and See」(「来て見なさい」ヨハネ1:46) のテーマのもとに行われました。 シスターS・Wと私…
亘理の火曜日
修道院に留まる一人の姉妹が旅路の安全とともに、二人を派遣する。隣県福島のカリタス南相馬まで車で1時間。まずは、ロザリオを1環、その日、その時で祈りの意向は多種多様・・・復興トラックの合間をぬって軽やかに運転し、亘理町→山…
指輪の思い出
まだ会社勤めをしていた20代のある日、私は取引先に行くために地下鉄のホームに立っていました。ふと振り向くと、数十メートル先に紺色の修道服を身に着けた人が立っているのが目に入りました。「あ!シスターだ」。そうつぶやいた途端…
アップルパイ事件
29才で修道院に入った時の忘れられない思い出です。 是非お聞きください。 修練期に私は「この生活に入るとしたら、絶対に悟らなければならないことがある。それが解らなければ、入らない方が幸せである」と考えていました。それは、…
コスモスの花に寄せて
修道院の庭のコスモスもそろそろ終わりになってきました。 次々とピンクの花を咲かせて随分長い間、楽しませてくれました。 思い起こせば、雑草畑かとまがうほどに自由奔放に元気よく伸びていた草(くさ)叢(むら)の 真ん中あたりに…
アサギマダラの旅
11月に入って山々が色づき、渋川の街から四方に見える山々が秋の日を受けて赤茶色に染まって見える。こちらの修道院に越してきてから赤城自然園に行くことができるようになった。春にはシラネアオイに誘われるように、初秋にはアサギマ…
奉献生活50年を振り返って
わたしは2019年3月で、修道生活50年を迎えます。この50年が私に語って下さる意味は色々ありますが、多くのお恵みの中の一つを分かち合いたいと思います。 それは、奉献生活の中でのお恵みで 「出会い」ということに気づきま…
「神様は何語がわかるの?」
この質問は、今私が奉仕している群馬県の小さな教会の初聖体の準備をしているJ君の質問です。 彼は、母親が日本人と再婚したために、最近日本に呼び寄せられた子どもで、まだまだ日本語が上手ではなく、学校で苦しんでいるようです。ゆ…