マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本管区

奉献生活50年を振り返って

 わたしは20193月で、修道生活50年を迎えます。この50年が私に語って下さる意味は色々ありますが、多くのお恵みの中の一つを分かち合いたいと思います。

それは、奉献生活の中でのお恵みで 「出会い」ということに気づきました。 色々な出会いがありますが、その中の一つです。

 奉献生活を意志決定し、選んだことの恵みを思っています。それは、奉献生活の要となる
「祈り」について 「思い出して祈ること」を指導してくださった神父様との出会いです。

 私が3歳の時に経験した母子分離の体験についてです。
3歳の私が寂しく取り残された経験が福音の喜びに導かれたお恵みです。

「三つ子の魂100歳まで」といわれますように、私にとって3歳の時の思い出は強烈でした。
しかし、その思い出は悲しく、寂しい思い出にとどまらず、主のゲッセマニとの出会いまで
導かれました。そして、こんなに身近で 「主が私と共に居てくださった」という、
「わたしは世の終りまであなたと共に居る」 の実体験でした。

私にとって50年の歩みは、福音の喜びを味わうことへの招きだったことを感謝し幸せに思っています。                               

Sr.S・W)