マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本管区

ベトナム人の若者とともに

四年前、私は北海道の北広島修道院に来ました。そのときベトナム人の若者はまだ少なかったです。最近人数が増えました。ほとんど技能実習生です。皆はいろいろな所に住んでおり、生活の中でたくさんの問題があるようです。仕事は溶接、建築、漁業、洋裁などです。休日は一週間に一日だけで祝祭日には休みが取れず、その上給料はとても安いようです。

札幌教区ではベトナム人の神父様はまだおられないのです。ベトナム人のシスターは私だけです。毎年待降節や四旬節の時に、ベトナム人の若者のためゆるしの秘跡とベトナム語のミサを捧げるために、ベトナム人の神父様が東京からこられます。今までは札幌修道院の聖堂を使っていましたが、今回人数が多かったので北広島教会でミサをいたしました。皆はとても嬉しくて幸せでした。

今年四旬節は、神父様がとてもお忙しかったので来られませんでした。それで私は北広島修道院の聖堂で礼拝と祈りをしました。皆はとても喜びました。今年から毎月の第三日曜日は北広島修道院でみことばの分かち合いをしています。

去年8月にフランシスコ会の神父様のおかげで私は根室へベトナム人の若者の訪問に行くことができました。根室は全然知らない所なのでとても不安でしたが、マリア様がエリザべトを訪問したことを思いだして、マリア様にお祈りをしました。その時力が出て、安心して根室に行きました。あちらはベトナム人の若者は女性だけです。仕事は漁業でとても大変です。皆はいろいろなことを話してくださいました。そのとき、私は会憲3章を思い出しました。

「キリストを観想するとき、私たちは人々のもとへ行かずにはいられなくなり、
人々の中に隠れておられるキリストの現存を見出します。
また人々は私たちを再びキリストの観想へとかり立てます」。

毎日礼拝の時に私はイエス様の前でベトナム人の若者のためにお祈りしています。                            (Sr.M・H)