マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本管区

亘理の七つの喜び(第6話)

新しい姉妹を迎えてちょうど6か月、共同体目標を振り返る時となりました。

姉妹的生活  カリスマを生きるために関わりの質を高める

watari06突然、ぎっくり腰になった姉妹Aに対して、経験者姉妹Bは厳かに命じるのでした。「3日間トイレ以外ベッドから降りてはならない。」 柔らかい布団の下には板がしかれ、食事もベッドの上で。痛みと従順によって姉妹Aは微動だにせず眠り続けました。さて、3日ののち、ぐっと回復した姉妹の訴えは「尾てい骨が痛くて眠れない!」その原因は敷いた板にありました。しかし姉妹Aは看病する姉妹Bに言えなかったのです。何度も訴える姉妹Aのことばに、はたと、やりすぎに気づいた姉妹Bは大急ぎで、板を外しながら言うのでした。「聖クララは土の上にわらを敷いて寝ていたと聞きました。滅多にない、同じ体験をしたのね」。そう、尾てい骨をさすりながら大笑いする姉妹Aの寛大さに感謝する姉妹Bでした。

宣教  共同体から喜びを告げる者となる

保育園の手伝いに行き始めて数か月、やっと子供たちの名前を覚えた頃、所用で1か月欠勤したあとの第1日目、クラスに入ると同時に、やっと歩き始めた子供たちが、満面の笑みでよたよたと私のところにやってきて、私の膝を抱えるように抱きしめてくれました。覚えていてくれたことに感動!少し言葉が出てきた3歳の男の子、私の顔を見ると、そでを引っぱってイエスさまの御絵があるところを指さします。そして「ちは~ても~」と一生懸命話しかけるのです。頭を抱える私・・・そしてわかりました「私たちはー小さくてもーおまもりなさる神さま ♪」 という歌を一緒に歌って、ということでした。

じーんと感動!

園庭に出ると、4歳の男の子が私の顔をじーっと見て「ねえ、ねえ・・(しばらく沈黙)神さま!」そう、シスターと呼びたかったのに、出てこない、けれど神さま関係と思っていてくれていることがしっかり伝わり、感動!喜びを告げるより、もらっている使徒職に感謝。

祈り 観想の雰囲気をつくる

共同体で大切にしている朝、晩、寝る前の教会の祈り。拍子や調子がくるって、時々、笑いがこらえられなくなることはあっても、一致して歌っていると思っていた。けれど、姉妹Cから「息継ぎが間に合わなくて苦しい」という訴えが・・そんな苦しい思いをさせていたとは、超反省。これからは、心を主に、姉妹に、もっと使っていこう。心を声にあわせ、「よく歌う(賛美)人は倍祈る(聖アウグスチヌス)」のだから。

クーロンヌ・フランシスケン(フランシスコ会の7つの喜びのロザリオ)

第六の黙想 御子のご復活におけるマリアの喜び

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