マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本管区

光は闇の中で輝いている。(ヨハネ1:5)

待降節に入ったと思ったら、もうすぐアドベント、ローソクも3本目のバラ色が灯されますねっ。毎年のことながら、早い早い…(汗)。でも、聖堂でローソクの灯りを眺めていると、ざわざわしている気持ちやバタバタしている日常が、一瞬ですっと静まるのが不思議です。決して大きな強い光ではないのに、何か心の奥の大切なものを照らしてくれるように感じるのはどうしてでしょうか。

先日家族訪問した時、亡くなった父がどこからか手に入れて、ずっと棚に置かれていた古いランプをもらってきました。リキッドキャンドルを入れれば使えるかしら?と、タコ糸の芯で試してみたら、いい感じ。どこの国のものかもわからず、ずいぶん長い間火が灯ることはなかったランプが、いま和室の小さな聖堂の聖母子の傍で誇らしそうに輝いています。きっと父も天国から喜んで見ているかなぁ。

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私たちの救いのために貧しく弱く、小さな小さな者となってくださった幼子の誕生を、感謝のうちに待ち望みたいと思います。 (Sr. K. K)