マリアの宣教者フランシスコ修道会 日本管区

リンゴの木のオーナー制度

先日、福島の知り合いがリンゴを1箱送ってくれた。彼女たちはリンゴの木のオーナーになったのだそうだ。1本の木を1年間いくらと支払ってオーナーになり、実がなったらそれを収穫させてもらえるのだそうだ。望むなら、手入れにも行かせてもらえるという。農園では実がなった時だけ現金収入があるのだが、収入のない時期にオーナーからの入金があると、農園は助かる。気候に恵まれた年は沢山の良い実を収穫できるが、台風の被害などにあえば、収穫は大きなダメージを受ける。

街に住んでいると、リンゴが美味しいかどうか、値段はどうかということに関心が集中しがちだが、オーナーになれば、自分の木が順調に実りの方向にいっているかどうか、農園の方々の気持ちや動きに、少しはついていけるだろう。
半分に割ってみると蜜が沢山入っていて、とてもおいしい。大地の恵み、労働の実りがありがたく思え、私もオーナーになってみようかな、と思った。