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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES





『ザ・メッセージ』

 (海外短信)  (敬称略)
  • …ソウルに来て初めての冬、長崎で暮していた者にとっては、日中、氷点下4度というのは驚くこと…ですが、これからは、氷点下20度にもなるというのですから、不安を感じています
    (韓国・汚れなき聖母の騎士聖フランシスコ修道女会 庄子裕子・大山雪子)
  • …今、こちらの教会では、アフリカ司教会議を目指して準備が始まり…すでに北アフリカ数カ国司教団の集会が始まっています
    (アルジェリア・マリアの宣教者フランシスコ修道会 中村節子)
  • …現在、私たちの共同体は、立石順子、山中スミ子、秋永みすえのメンバーで頑張っています…
    (ボリビア・宮崎カリタス修道女会 サンタ・クルス修道院)
  • …年中、何かと心にかけて下さり、また、休暇中のシスター達も大変お世話になりました
    (ブラジル・宮崎カリタス修道女会 南米管区長・川端千鶴子)
  • …もし出来れば、来春そちらへお伺いしたいと思います
    (マカオ・聖パウロ女子修道会 金崎ハル)
  • …ローマの教会も沢山の問題を抱えながら、開かれた教会作りに取り組んでいます…少しでも人間らしい社会をと、働く若者たちのグループが、とても良い働きをしております
    (ローマ・イエスの小さな姉妹の友愛会 カタリナ和子)
  • …ハイチの首都から、約二時間半離れた片田舎エステルという所で…貧しい人々への教育(小学6年まで)のために働かせて頂いて凋おります
    (ハイチ・クリスト・ロア宣教修道女会 阿部道子)
  • …世界の正義と平和のために尽したいと、土地の人、インディアンの方々との連帯など、まわりの小さいことから少しずつ始めています
    (パラグアイ・聖霊奉侍布教修道女会 宮入きわ子)
  • …お蔭様で元気に、80余名の園児と共に、喜びの中に過しています。今のところ町は静かです
    (チャド・ショファイユの幼きイエズス修道会 三宅陽子)
  • …ここ、輔仁共同体(輔仁大学)日文科は、今年も日本文部省の奨学金テストにパスした4人の卒業生を…日本に送り出すことが出来、感謝しております   (台湾・聖霊奉侍布教修道女会山崎陽子)
  • …3月17日に中村(長八)神父記念館の落成を予定しております…
    (ブラジル・マリア会 長谷川一郎)
  • …きずな″…始めて読ませて噴きました…私は根強いマリア様の国ポーランドで…宣教というより、信者として信仰の在り方の再認識というところです。まる3年在住しています
    (ポーランド・汚れなき聖母の騎士聖フランシスコ修道女会 西村和子)
  • …私も南米へ上陸して、また修道生活お年を迎え……皆様からの…支えを心から感謝しております
    (パラグアイ・聖霊奉侍布教修道女会 山田雲江)
  • …私の住んでいる家は、アディスから約二百キロ離れた所にあります…小さな診療所と婦女子教育、井戸探し…地域の必要に答えるため、手探りでやっています
    (エチオピア・マリアの御心会 道下美和子)
  • クリスマスにはピラポとイグアスの信者さん方が私たちラ.ハス移住地にいらっしゃ(り)、その時、昨年寄付して頂いたコピ1機で聖書と典礼を印刷して皆さんに配って、ごミサに与かることが出来ました…
    (パラグアイ・聖霊奉侍布教修道女会 林静子・金永松子)
  • …南国の暑い国インドネシアでもイエズス様の誕生を…美しく最大にお祝い致しました。今年で私の宣教生活も24年になりました…今年の秋には……日本に帰ります
    (インドネシア・御聖体の宣教クララ修道会 中野かおる)
  • …教会所在地の本と手帳、有難うございました…在伯35年になる私達も、日本語を使ってあるどの品も重宝でなつかしく…大事に…させて頂く所存です…
    (ブラジル・タピライのカテキスタ会 箕浦マサ・野田芳子)
  • …戻りましてから、すぐに村での識字教育を始める予定でいました。…黒板…ノートなど揃え、先生もみつけ、希望者も集めましたが…内務大臣の許可が下りるのを待つようにと云われて今に至っています…
    (モロッコ・マリアの宣教者フランシスコ修道会 朝倉信江)
  • …ここフィリピンは何度か危機を叫ばれながらも…なんとか乗り越えてマニラでは相変らずの日々が続いています…と云っても地方の状況は思わしくないのですが…
    (フィリピン[マニラ]・愛徳カルメル修道女会 加藤喜美子)
  • …ブラジル・サンパウロの新年の顔相はあまりパッとしませんでした…不景気そのもの…どこまで続く…インフレぞ…と云いたくなります…
    (ブラジル・宮崎カリタス修道女会 田河緑)
  • …今年で12年目のアフリカ宣教を迎えます…西アフリカは、聖霊の息吹きのうちに、現地人の修道女会が次々と生れています
    (ブルキナ・ファソ・マリアの御心会 野間順子)
  • …私はアフリカで2回目の]マスを迎え…別日の夜は村の巡回にご聖体を持って行き、電気のない村…半月の光の中で…現地語によるみ言葉の祭儀は、平和の喜びそのものでした
    (コート・ジボアール・クリスト・ロア宣教修道女会 岡崎繁子)
  • …今年は十字架の聖ヨハネ四青年祭でございます…お恵みに支えられ、三人とも(Sr米沢不二子、出口節子)元気に励んでおります…私達の存在が東西交流に少しでも役立つことを願っております…
    (ベルギー[ブルージェ]・女子洗足カルメル会 真野充子)
  • …私も…大変元気で、老人方に奉仕させて頂くことが出来、嬉しうございます。若い韓国のシスター方とご一緒で喜びに溢れた毎日です…
    (韓国・マリアの宣教者フランシスコ修道会 尾山タカヨ)
  • …外国人がだんだん少なくなり…教会の中もガランとしているこの頃です…今のところ憲法で信教の自由は謳われても、公けの布教活動、改宗は絶対に禁じられている国ですが、…いつの日か共に祈れる日の来ることを祈りつづけています…
    (モロッコ・マリアの宣教者フランシスコ修道会 黒川栄子)
  • …ヨーロッパの移民、移住、…あらゆる国籍をもつ人々の流入問題はますます深刻化しています…今年も聖ペトロ広場の中央に巨大な馬小屋が作られ、世界中から訪れる人々の注意を惹いています…
    (ローマ[バチカン放送日本語課]・聖パウロ女子修道会 岡田春美)
  • …3年ほど、勉学のためにブラジルを離れていますが、今年は戦列に復帰できそうです…
    (アメリカ[ニューヨーク]・神言会 中ノ瀬垂之)
  • …ケニアで11回目のクリスマスとお正月を迎えました
    (ケニア・聖心会 寺田和子)
  • …カトリック手帳ほか…ありがとうございました…今回、こちらの社会状況が複雑であるため、届かないかもしれないと半分諦めていたところに…届き…ヘスス・マリア修道院の皆、感動と喜びを共にしました…
    (ペルー・宮崎カリタス修道女会 恵英代他一同)
    *(編集部から)…他に、次の方々からメッセージを頂きました。
    (敬称略)・PANIB理事会(ブラジル)宮崎カリタス修道会デュッセルドルフ修道院(ドイツ)聖パウロ女子修道会・宮田紀代子(台湾)愛徳カルメル修道女会・熱田時子(台湾)聖母カテキスタ会・成田友子(韓国)ショファイユの幼きイエズス修道会・有薗順子(チャド)宮崎カリタス修道女会・赤塚ひろみ(ブラジル)同上ビランニア修道院(同)同上デュッセルドルフ修道院・上村清香(ドイツ)聖心侍女修道会・松田佳子(フィリピン)ありがとうございました。






『ECHO』

 (敬称略)
  • いつも皆様のご活躍に心を合わせ、神様のご加護をお祈り申し上げております。バザーの利益、清泉小学校・いずみ会の寄付・聖堂の献金箱よりのものです。…少額ですが、ご笑納下さい。
    (鎌倉・雪の下教会・近藤雅広神父・信者一同)
  • …この度は、ジンバブエのため、革を本当にありがとうございました。ジンバブエ人の養成が始まっている時ですので、どうぞ、続けてお祈り下さい。感謝をこめて……
    (東京・ナミュール・ノートルダム修道女会管区長・本郷佳子)
  • ラビア・レイシイ″(皆さん今日は)、いつもチャド人や私たちのためにお心を寄せて頂き、有難うございます。…皆様方のご協力のおかげで、ギタリ村も徐々に向上しています(診療所、婦女子の教育と自立、聖歌隊、楽器、農業指導など)。心から御礼申し上げるとともに…今後とも…ご支援賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。…11月4日、大阪へ無事帰って参り、6年ぶりに故国でお正月を祝い、1月22日、アフリカへ再出発する予定です…
    (宝塚・ショファイユの幼きイエズス修道会・内田マリ子)
  • Sr杉山(あさ子・天使の聖母宣教修道女会・ペルー)がんばって!!
    (大阪・浜寺教会中高校生)


    寄稿




    『ザイールの身心障害の子ども達』

    〜Sr中村のお話から〜
    東京・カトリック瀬田教会 菅波昭子
     「海外宣教者を支援する会」からのご提案で、私どもの教会(東京・瀬田)にシスター中村寛子(マリアの宣教者フランシスコ修道会 )をお迎えして、お話しを伺いました。
     「ザイールの身心障害の子供たちとともに」と題してのお話ですが、私たちにとって、ザイールは遠いアフリカの未知の国です。
     シスターは地図を書いて、ザイールという国の紹介から始められました。
     ザイールという国は、中央アフリカの西部に位置し、大西洋岸には、ザイール河の河口地域だけが面するアフリカで三番日の大きな国です。シスター中村は、そのザイール河下流にあるボマという市の身心障害児センターで、四年前から働いておられます。
     そこは、六歳から十八歳までの障害児のための小学校と職業訓練所で、現在、百八十人の生徒がいます。
     そこでは、障害を持った人に対して、根強い因習、偏見があります。悪霊のたたりであるとか、復讐や妖妬による呪いのためとか、彼ら自身が悪魔つき魔術師のように考えられ、家庭内の不幸の原因のように見做されていました。
     十五年前、今の学校が創られるきっかけとなったのは、これらの因習、偏見のため、家の中で見捨てられ、一室に閉じ込められている子どもが沢山居ることを、家庭訪問に行ったシスターたちが発見したからです。
     見るに見かねて修道院の一室を提供し、それからの子ども達を保護しながら、手芸や洋裁を教えはじめたのです。
     学校開設当時は、障害のある子どもを探し、親を説得して学校へ来させるために、大変、苦労されたそうです。
     人目に子どもをさらすのを恐れたり、厄介者扱いで、教育など全然無関心で、考えも及ばないといった調子でした。
     シスターたちは、子供たちの一人、一人を可愛がり、バスの送迎dV8にも必ず付き添い、彼らが、どんなに大切な存在であるかを示し続けられました。
    今まで、家族や一般の方々の見方も変り、親自身が子どもの入学を願いに来るまでになったそうです。父兄会も自発的に発足し、学校を助けてくれるようになったのです。
     なぜ、こんなに多くの障害児が存在するのかという点は、衛生状態の貧困、予防医療の不徹底等が考えられます。
     聾唖児の場合は、大部分が近親結婚によるもので、ボマ市から百キロ奥地の一つの村は、殆どの人が耳が聞えないとのことです。
     こんな状況の中で、学校は必要に迫られ、どんどん大きくなって来たために、問題や課題は山積しています。
     たとえば、身体障害児の手術を外国からのボランティアの整形医に頼っていて、それも、不衛生な病院で手術しなければならないこと、装具のための良い材料の入手が不可能なこと、経済的には、外国からの寄付のみに依存せざるを得ず、自立出来ないこと等々です。
     でも、このザイールの国の人々は、障害児も含めて、悲惨な状態にもかかわらず、とても明るいそうです。
     「そこを見習って、神様に信頼しながら、子ども達、職員と手を取り合って、少しずつ改善し、この使命を喜んで果していきたいと思っています」と、シスター中村は、お話を結ばれました。
     最後に、ザイールの子どもたちが大好きな「アベ・マリア」の詩を教えていただき、皆で、一緒に歌いました。
     困難な状況の.中で、明るく、全力を尽していらっしゃるシスター中村と、そのお仲間の姿を想い、歌いながら、私たちの心に深い感動と感謝が、溢れて来ました。
     ザイールの国は、私たちにとって、忘れられない国と、なったようです。

    会員数(個人・法人)計一七五二人
    <一九九一年二月一日現在>






    『新派遣宣教者ご紹介』

    ナミュール・ノートルダム修道女会 探堀清子 〜ジンバブエへ〜
    ナミュール・ノートルダム修道女会 探堀清子 〜ジンバブエへ〜