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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES





『ザ・メッセージ』

 (海外短信)  (敬称略)
  • …頂戴いたしました「世紀」の御礼を心から申し上げます…。当地では、カトリック系の書籍(の入手)はとても困難でございますので、本当に助かります。書籍と申しましたけれど、本当の本は郵便局で課税されたり、遠い局まで取りに行ったりで大変ですが、雑誌でしたら全く無難で、沢山の方々へ回覧出来ます。
    (ブラジル・マリアの宣教者フランシスコ修道会 佐々木光子)
  • …私は昨年九月からフィリピンに来ています。…痛切に感じますことは、水のないことです。水道をひねっても塩水しか出て来ません。日本は本当に恵まれていると、つくづく思うこの頃です……。
    (タイ・聖母被昇天修道会 長美喜)
  • …この度は、私どものブラジルの保育所開設に当り…早速にご支援下さいましたこと、心から有難く御礼申し上げます。海外の至る所で援助をお待ちしていることと思い、…何か申訳ない思いで、いっぱいでございます…。
    (ブラジル・ベタニア修道女会 一同)
  • …「絆」…興味深く読ませて頂きました。世界の隅々で神様の福音を伝えるため働いていらっしゃる、生きた現地報告を知り、皆様の愛と勇気に触れ、私も新たな力を与えられました。…「絆」は私にとって、心のオアシスのように感じます。私も…アフリカでの宣教…七年目になりますが、常に初心のダイナミズムを忘れず、彼らと共に苦しみ、喜びを分ち合いながら、明日のアフリカを築く努力をしています。…
    (ブルキナ・ファソ・マリアの御心会 野間順子)
  • …いつも「きずな」を…読ませて頂いております。海外での宣教者の種々のニュースを読ませて頂き、同じ海外に居ります私も、種々頷かされております…
    (フィリピン・マリアの宣教者フランシスコ修道会・上田二三)
  • …いま、ちょうど、日本から六十人ぐらいのキリスト信者のグループが、聖地を黙想しながら巡礼しておられます。…キリスト様の聖跡を一歩々々踏みしめて、光に充ちた恵みの日々を送っておられ…一生涯の信仰の支えとなることでしょう。…
    (イスラエル[エルサレム]・マリアの宣教者フランシスコ修道会 阿久津玲子)
  • …海外に出ている人々の名簿を手にし、いかに多くの日本人が、それぞれの場で働いているかに驚いています…若者たちが外に目を向けはじめている姿は、日本のキリスト者が全世界の人々の救いに気付いて自分を捧げようとしているのを思います。ます吏す倦スくの日本人が、周りの、とくに貧しい人々へ目を向け、関心を持ちますように…
    (コンゴ・マリアの宣教者フランシスコ修道会 高木良子)
  • 「きずな」と名簿…ありがとうございました。すべてを日本に棄てて来たつもりの自分でしたが、こうして、皆の絆に守られ、―祈られていること、とても頼もしく…感じました。新たに整えさせられた自分の弱さを大事にし、努力して感謝を加えて、フィリピンンの人々とともに頑張って歩いて行きます…
    (フィリピン・神言会 石川隆三郎)
  • …すでに皆様の中で曽野綾子様の「しらべ基金」マダガスカル援助にご協力して下さった方もおありと思いますが、昨年、未熟児用の保育器を一台寄贈して下さいました。生活のきびしい、こちらの夏…には…未熟児の世話で大童です…新しいのを頂く前は一台一人収容が原則のところ三人のベビーを収容し、不足分はプラスチックの空ビンにお湯を入れて保温し世話していました。…現在、保育器二台に四人収容され、すくすく育っています…小さな赤ん坊に代って心から厚く御礼申し上げます……
    (マダガスカル・マリアの宣教者フランシスコ修道会 遠藤能子)
  • …同じアフリカでも、ここはエチオピアほど、ひどくはありません。人々の生活は貧しい…ですが、彼らの表情はとても明るく…一つのアメも、友達、兄弟で分け合って食べている姿は、私どもに大切なことを教えてくれます。乾期に入って、また、水不足が問題となります。コレラなどが…出なければよいと願っています。
    (シエラ・レオネ・御聖体の宣教クララ修道会・白幡和子)
  • …現在、私はこゝ聖アンナ大聖堂から、徒歩二分という所にある、私たちの…修院の病者の許で手伝い、働き、丘の下のもう一つの小さい修道院の方に住んでいます…夏には…世界各地から多くの巡礼者が絶えません。不思議な魅力あるこの大バジリカで、日々のミサに与り、巡礼者たちと共に祈り、病者の看護を手伝いながら、何か、忘れかけていたものを、呼びさまされるような気がいたします。
    (カナダ・マリアの宣教者フランシスコ修道会・梶川千鶴子)
  • …「きずな」毎号楽しく読ませて頂いております。…アメリカで苦しんでいる広島・長崎の原爆ヒバクシャのこと少々書きましたがお手許に届きましたでしユうか。今も、2カ所からヒバクシャとして話をと頼まれております。物質に恵まれすぎたアメリカの人々に、骨身を削るような苦しみは、いくら話しても、同情はしても、実感は分らないようです。
    (アメリカ[シカゴ]・援助修道会・山田アンプ)
  • いつも賜わりますご厚情を心から感謝申上げますとともに、ご一同さまの上に神さまの豊かなお恵みがありますよう。
    (台湾・聖保禄孝女会・平井己津子・村山すみえ・宮田紀代子)
  • お祈りによる応援をありがたく思っています
    (台湾[輔仁大学]・聖霊奉侍布教修道女会・山崎陽子)






『ECHO』

  • …心ばかりですけれどお手伝い出来ますことに感謝いたします。 物質的に豊かな日本に居りますと、感謝の気持を忘れがちになります。すべての事に感謝できる心、怠慢になりがちな心を気付かせて頂き、精神的には、私共が沢山の事を教えて頂き、救われているのではと思います…今後も、少しでも多くの方に、「会」の趣旨を分って頂けるよう、協力出来ればと思っております…。
    (富山・梶山美知子)






    『現在会員数』

     「会」の会員数は、昨年(59年)4月から本年(60年)3月末までの一年間に、個人八五賛助二一法人一三四の会員増がありました。
    昭和60年三月末現在会員総数
  • 個人会員二七〇
  • 賛助会員七七
  • 法人会員七一八 総計一〇六五です。






    『編集後記』

     「きずな」11号が、一日も早く、宣教地の皆さまのもとに届きますように。連帯の「きずな」は固く結ばれて、会員の数は、千人を越えました。各地への援助資金の一助にと、画家の三方耕紗様の画いて下さった絵葉書については、当初刷にさらに増刷しなければならないほどの反響で、各方面の厚いご支援を有難うございました。
    世界の状勢の中で、深刻な事態となっているアフリカについて、編集部では、アフリカのシスター方の手記などを中心にした「アフリカの声(仮題)」の年内発刊を検討中です。
     それぞれの宣教地で、聖なる業に当っておられる宣教者の皆様への御恩寵と、御健康をお祈り申し上げます
     (山鳥)