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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES

宣教者の声

ボリビアからのお便り(コチャバンバにて)

宮崎カリタス修道女会 シスター秋永 みすえ
 †主の復活を心よりお喜び申し上げます。

 皆様方にはお変わりなく、奉仕するお仕事に励まれておられることと心より感謝申し上げます。
 私たちもスタッフの皆様方の暖かいご援助に励まされ、農村の貧しい子供たちですが、心が清く、目は澄み切った子供たちと毎日のどかで楽しい日々を送っております。
 先日は、今年初めて《父の日》の行事を土曜日に行いました。参加者は仕事の都合上、また出稼ぎのために大変少なかったのですが、参加したお父さんたちは短い時間でしたが、子供たち(息子、娘たち)と楽しく、和やかな時間を過ごし、大変感謝しておられました。
 また、4月12日は《子供の日》なので、父兄たちが何をして子供たちを喜ばせようかと真剣に会議をしています。(保育園側は9月21日の生徒の日に子供たちを祝います。)
 1年間のうちに毎月と言っていい程、行事が行われるボリビアです。楽しく生きているという感じがします。
 日本の方々のご好意にすがりながら、誰のためでもない、神さまのために働いている今日この頃です。どうかこの私たちの貧しく小さな働きを神様が祝福して下さいますよう、続けてお祈り下さい。
 改めて心より感謝申し上げます。
2005年04月06日




南アフリカからのお便り(ケープタウンにて)

イエスの小さい姉妹の友愛会 シスター片井 暁子
 海外宣教者を支援する会の皆様

 お変わりありませんか?
 いつも変わらぬご支援心から感謝しています。
 私たちのパパ様のご死去とコンクラーベのために全世界のカトリックが心をひとつにして、祈っていることと思います。こちら南アフリカにおいても亡きパパ様のためのごミサはもとより、新聞、ラジオ、テレビにおいて特別番組が報道されました。どんなにか世界平和のために尽力されたかを物語っています。
 こちらケープタウンは急に冬の気配・・・水不足が深刻だったつい先頃までの暑い夏から急に、雨・雨で、今度は浸水、洪水の心配です。いつも貧しい人々が犠牲者です。どうかお祈りください。
 心から感謝と祈りのうちに。
インフォーマルな住まいの人たち
インフォーマルな住まいの人たち
2005年04月19日




パラグアイからのお便り(エンカルナシオンにて)

聖霊奉侍布教修道女会 シスター林 静子
†主の平安

 ローシャイタ神父様を始め海外宣教者を支援する会の皆様、何時も「きずな」を送って下さいまして有り難うございます。また、3月には「家庭の友」を4月には「聖母の騎士」を沢山送って下さって、有り難うございました。早速エンカルナシオン、ピラポ、ラパスの移住地に住んでいらっしゃる日系の一世の方たちに配って、喜ばれております。この国では郵便物は時々着かないこともありますが、幸いに船便による荷物は時間は掛かりますが、大抵無事に着いております。
 日系人は40年経ってもやっぱり一世の場合(私を含めて)日本語の雑誌、新聞の方が読みやすいのです。ここで生まれ育った子供たちも能力試験を受けたりして、日本の勉強に取り組んでおります。「こじか」はこれらの二世の子供たちに丁度良い読み物だと思います。今後もどうぞ続けて送って下さいませ。
 パラグアイでは主要産物である大豆の収穫が終わるところです。今年は2月、大豆の花が咲いて、実のなる時期に40日位旱魃があり、収入は著しく落ちました。政府は豊作でしたら、農民に税金を掛ける予定でしたが、減収のためにその法律をとり止めました。
 一般に貧しい国でしたのに、農産物は安く、他国から輸入する機械類、肥料、農薬などはべらぼうに高くなり、失業者が増え、労働賃金も安いために、泥棒も多くなりました。私たちピラポのシスターたちの住む家も35年間、塀なしで暮らしておりましたが、2回もごミサの間に(日曜日の朝は教会に参ります)錠前を壊したり、鉄格子を取り外したりして、泥棒に侵入されました。必要に迫られて、急いで柱と金網を購入し、知り合いの建築業者に頼んで、塀と2つの門を作ってもらいました。日本語のミサの時に日本人の信者さんたちに呼び掛けて、この塀を作るお金の何割かを寄付して頂き、やっと最近完成することができました。インフレが激しく、交通費も上がり、ガソリン、重油も値上がりし、費用が掛かりましたので。
 私は2年前からラパス・コロニアからピラポ・コロニアに転任になりました。ラパスとピラポ、2つのコロニアの日系人信者さんをお世話しております。ピラポからラパスまでバスを2回乗り換えて片道2時間位掛かります。80km位離れております。
 結局シスターの数が足りないので、ラパスの支部は2年前に一応閉鎖され、5年契約で日本人会にお年寄りの憩いの家として貸しましたが、私とシスター金永のために2つの個室は何時行っても泊まれるようにしてもらい、大体1ヶ月に2回ずつ出張して、布教をしております。そこに出掛けた際には小さなコンロで自炊生活になりま す。
 私も歳をとりましたので、長道を運転して通うのは無理ですから、止めるようにと言われまして、不便ですがバスで通っております。どなたか応援の若い布教者が来られるのを待っております。
 昨年日本に帰りました時に知り合いの方々から幾らか布教費を寄付として頂きましたが、残念なこと泥棒にあったりしまして、ほとんど無くなってしまいました。ただ今、円相場が強く、こちらのお金グラニーの55倍になりました。それで日本の1万円がこの国の55万円になるということです。1人の先生の月収が75万グラニーですから、日本円に換算しますと、1万4千円弱となります。南北差と申しますか、南半球の人々は貧しいのです。
 この手紙が無事に着きますよう願いながら、ペンを置きます。
 皆様のお働きの上に神様の祝福がありますように、聖霊のおんいつくしみによりて。
2005年3月26日聖土曜日に洗礼を受けたピラポ教会の子供たち
2005年3月26日聖土曜日に洗礼を受けたピラポ教会の子供たち
2005年04月22日




フィリッピンからのお便り(サウス・コタバトにて)

御受難修道女会 シスター松田 翠
海外宣教者を支援する会の皆様

 今日パパ様のご逝去のカトリック新聞が東京から4日間で届きました。印刷物なので早く届いたのでしょう。シスター田中、そして他のフィリッピン人も大喜びで見ていました。日本の教会の動き、そしてまた、世界の教会の動きにも触れさせて頂けるので、とても嬉しい思いでした。毎月送って下さり、本当に有り難うございます。編集長は神父様(外人で?)でいらっしゃいますが、レイアウト、記事の選択、写真などとても読み易く、日本語を忘れないためにも、とても役立たせて頂いています。どうぞお礼と心からの感嘆とをお伝え下さいますように。
 3日前の尼崎JRの列車事故、とても悲惨で悲しい思いをしました。CNNでも大きく取り立てていました。私は西宮市(夙川)の出身ですので、尼崎は15分位の所で本当にショックでした。
 井戸の掘削のためにご支援頂いて、もう1年が経ちます。有り難うございました。掘削の時の写真を同封します。
井戸掘削の時の写真1

井戸掘削の時の写真2

井戸掘削の時の写真3
井戸掘削の時の写真
2005年04月27日