トップ会報『きずな』93号目次 > 本文
KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES





『こんにちは!お久しぶりです!!』



事務局訪問の宣教者の皆様
(日付は来訪日)


8月29日
マリア会 青木 勲神父:ブラジル

 宣教師はいつもどこかに心のふるさとが必要です。皆様方の心と神の支え、事務所の皆様のご厚情に感謝しています。日本人移民の百年祭を前に、故中村長八神父様の宣教心の熱さにあやかりたいとねがいつつ、多謝。


8月29日
聖パウロ女子修道会 比護キクエ:ドイツ

 ドイツに行ってからはや19年になりますが、ここまでこられたのも多くの方々のお祈りと励ましのおかげと強く感じております。


9月21日
福岡教区 野原 昭子:ボリビア

 お久しぶりです。2年ぶりにまた日本に帰ってきています。私たちのために1999年から6年間、イタリア人信徒宣教者の方が、「障害者受け入れの家」のため無料で土地と家を貸してくださっていましたが、契約で年末にこの家を明け渡さなければならなくなりました。土地は多くの方々の協力でどうにか購入することができましたが、そこに家を建てる資金がどうしても大至急必要となり、こうしてまた、資金集めのために帰ってきました。どうぞご協力をお願いいたします。


10月7日
聖パウロ女子修道会 金崎 ハル:マカオ

 いつもお世話になりながら、ご無沙汰して申し訳ありません。今回は事務所をお訪ねできてうれしく思いました。外国の人々は、日本人は金持ちと言っているので、「いいえ、みんな乏しいなかから出し合って、他の人々を助けているのですよ」と言ってきましたが、この度、支援する会の事務所に来て、それをますます確信しました。頭が下がります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


当会のクリスマスカード。宣教者の皆様にお送りします。
当会のクリスマスカード。宣教者の皆様にお送りします。






『新派遺者のご紹介』


 礼拝会から3名のシスターがカンボジアへ派遣されました。お元気でご活躍ください。

名取昭子
名取昭子

小野さと子
小野さと子

森田安津子
森田安津子






『シスターマリアクララ高をしのんで』

愛徳カルメル会 和田 徳子
 (追悼ミサでのお別れのことば)



 おおよそ40年前の12月、シスターが神戸から大きな船に乗って、ブラジルに出発した日のことをよく覚えております。涙を抑えられずに岸で手を振る私たちに、シスターは終始笑顔で、船とともに静かに遠ざかっていきました。その当時まだシスターと一緒に生活したことも、親しい交わりもなかった私でしたが、シスターの宣教精神と勇気に感嘆するばかりでした。
 その後ブラジルからシスターが何年かおきに帰国の折、ともに何日聞かを過ごす度に、深い分かち合いをする機会に恵まれました。宣教の熱意と疲れを知らぬ活動は、誰もが認めるシスターの特徴でした。ブラジルをどれほど愛していたことでしょう。ブラジルの土になることを心から望んでいました。そしてその実現は思いがけなくこんなに早くやってきました。
 なんでも思い立ったらすぐに実行に移す方ということで、有名でしたが、シスターの最後もお別れをする間もないくらい忽ち逝ってしまわれたという印象です。でもきっと心残りはなかったと思います。昨年、数か月間を松戸でともに生活して、シスターの心がよくよく伝わってきました。生きることのよろこびと感謝、主への忠実の決意、解放された心のやさしさ、そして、いうまでもなく、ブラジルへの熱い思いが折にふれて伝わってくるのでした。40年前には涙ひとつ見せずに船出したシスターが、心がやわらかになって、毎日のように、よろこびと感動の涙を流していました。
 あっという間に天のふるさとに行ってしまったシスター、もう一度お会いしたいとは思っていましたが、私たちにも心残りはありません。愛深い神様のすばらしいタイミングを感じるからです。一番しあわせで、一番みたされていらしたときに神さまがご自分のもとに、永遠のふるさとに招いてくださったのですもの。シスターのことですから、天国でもさぞ活躍なさることでしょう。もう杖の心配もなく、毎日大よろこびで走り回っておられるのではないでしょうか。
 シスター高は5月31日ブラジル・マリンガの修道院で倒れて病院に運ばれ、6月4日の未明に天に召されました。日本での追悼ミサは6月13日にクルトルハイムで行なわれました。








『ザ・メッセージ(海外短信)』

  • サンパウロの日系共同体で働いておりますが、5月末、マリリアで布教のために使っていた車を盗まれてしまいました。相手は3、4人でピストルを持ち、身に危害がなかったことだけでも感謝しなければと思いますが、それ以来活動が止まってしまい因っております。このたび車の購入費の一部を申請しましたので、どうぞよろしくお願いいたします。
    (ブラジル[サンパウロ] マリアの宣教者フランシスコ修道会 佐藤 和)
  • こちらでは義務教育が9年制となり、小学校も9年生まで教えるようになりました。政府はカトリック系の学校に援助をとめる方針を立て、7〜9年生までの教師の給料は国から出なくなり、経営もだんだん難しくなってきました。ご支援をよろしくお願いいたします。
    (パラグアイ[ピラポ] 聖霊奉侍布教修道女会 林 静子)
  • 私はすでにインドネシアから帰国しておりますが、メダンの「愛の園」の子供たちのためにご支援いただきましてありがとうございました。愛の園の会長さんは涙声で感謝の意を伝えておられました。今朝も感謝の心を持ってミサにあずかりました。
    (インドネシア 聖母カテキスタ会 浜谷真佐美)
  • 私は26年間の西アフリカでのミッションを終え、東アフリカのケニアで働くため、現在ロンドンで英語を学んでいます。ケニアからまたお便りします。
    (ケニア マリアの御心会 野間順子)






『ECHO』

  • 想像も及ばぬ厳しい状況のもとで活動を続けておられる宣教者の方々には、深い感動と感謝を覚え、祈らずにはいられません。
    (東京都多摩市 大島慶子)
  • 「きずな」を読んでいつも心に元気をもらっています。遠くの地で皆様がお元気で、生き生きとすてきな笑顔で宣教活動をされているお姿を思うとき、私の信仰の本質を見直すよい機会になります。現在68歳ですが、病院のナースとして働いていますが、皆様の力強い信仰を見習い、神様のみ旨を果したいと思います。
    (広島県呉市 脇田タカエ)
  • 小さな幼稚園ですので、少額ですみませんが送金します。皆様のご健康を祈りながら。
    (静岡県蒲原町 蒲原聖母幼稚園)
  • 心ばかりですが、海外の皆様のお役に立てていただければ幸いです。皆様のお働きのうえに神の祝福がありますように祈ります。
    (田戸サヨ子)
  • それぞれの国にそれぞれの苦しみがありそこで一粒の麦のように働く宣教者の方々のお便りを愛読しています。
    (大阪府池田市 徳山伸子)
  • お忙しいなか、会費領収書のはがきに必ずおやさしい言葉を添えていただき、ありがたく思っております。皆様のお働きのうえに神様の祝福が豊かにありますように。
    (宮城県仙台市 佐藤ふき子)






    『主のご降誕のお慶びを申し上げます。』

     主のみ旨に従って世界各地で活動していらっしやる宣教者の皆様のうえに、必要な恵みと力が注がれますように。遠くから祈りとともに支援してくださる方々のうえにも豊かな喜びがありますように。この一年もまた多くの方々のご支援をいただきました。本当にありがとうございました。2006年がより平和で、明るい希望の見える年でありますように祈りつつ、引き続き当会の活動をお支えくださいますようお願い申し上げます。





    『新入会員』

    個人会員 4名
    法人会員 3件






    『編集後記』

  • この秋の紅葉はどこも遅れ気味だったようですが、紅葉狩りを楽しまれた方も多いことでしょう。海外の皆さまは日本のモミジの美しさをなつかしく思い出されていらっしゃるでしょうか。
  • 先日、信徒宣教者会の派遣式のミサにあずかる機会がありました。7か月間の厳しい研修を終えて、新たな決意に燃えている2人の派遣者の顔は輝いていました。按手では司教様、神父様方、研修の講師の皆様、すでに帰国しているOB,OGの方々の手から、それぞれの祈りと思いが天からの特別な力とともに派遣者に確かに伝わったことを感じました。お体に気をつけてご活躍くださいと心から願いました。(す)