『真の“連帯”を知った休暇』礼拝会 川俣 恭子
日本滞在中は…沢山の人々に本当にお世話になりました。心から感謝しております。
何よりも、多くの旧友たちや教会の信者さん達が、私のことを覚えていて下さって、私の訪問をとても喜んで下さったということが、私にとって、とても強い心の支えとなりました。 関心を持って、私の報告話を聞いて下さった方々の姿が、今も心に焼きっいております。 私1人でこのボリビアで働いているのではない、日本の友人たちと一緒に、このお仕事をしているのだという連帯感をひしひしと感じることが出来たのは、この3カ月の休暇の真の成果でした。 皆様からの…ご援助は勿論ですが、母国から離れて遠い国で働く者にとっては、この精神的なご支援は、もっと、沢山の力を与えてくれるものだということが、身に沁みて分かりました。物質的に、また、精神的に貧しい人々、助けを必要としている人々を思いやるイエス様の心を持っている方々は、たとえ、日本から一歩も出ることがなくとも、その使命を与えられた、宣教師たちと一緒に、愛と正義と平和の御国のために働いていらっしゃるのですね。 現地での苦労は私たちがお捧げします。 日本に居る皆様は、それぞれの置かれた場で、そのご苦労と犠牲を祈りと共に、神様にお捧げ下さいませ。もっと貧しく、もっと苦しんでいる人々のために、きっと神様の御心をお喜ばせすることでしょう。 ボリビアでの働きの第二段階が始まりましたが、始めの時よりも、もっと難しさを感じております。何も分らず、言葉もよく通じず、環境に慣れることのみを目指して、無我夢中で過した4年間も、本当に大変でしたが、今は、ある程度、事情が分かり、「コミュニケーション出来るようになって、少しづつ、このサンフアン移住地が抱えている問題、潜んでいる問題が見えて来たので、かえって、難しくなりました。 ただ、教会でミサをやっていればよいのでもなく、お金や物品をあげれば、よいものでもありません。問題の根は底深く、簡単には解決できないもののようです。 このサンフアンの人々と共に住みながら、イエス様の愛の教えを種蒔くために、今の私に、何が出来るかを探っていきたいと思います。 ボリビア国の南端を通っている南回帰線まで下りていた太陽が、1月になると、また、北上して来て、頭の上からジリジリと照りつける日々が戻って来ます。 『71回役員会報告』「会」の第71回役員会が、1999年12月17日(火)午後6時から、東京・四ッ谷の上智大学SJハウスで開かれ、次の案件を審議、決定した。【1】「きずな」69号について ・原稿が少なかったので、コンパクトな誌面となり、発送作業が容易であった。 ・7ページに掲載のローレンス神父とウルバノ大神学校の日本人神学生6名のうち氏名不詳の4名について知る手がかりはないか。 ・校正洩れ箇所が目立った。 【2】「きずな」70号について ・巻頭言は、横浜教区の梅村昌弘司教にお願いする。もし都合が悪ければ松村悟郎司教に依頼。 ・「Echo」用の一言感想文を積極的に集める。 ・原稿〆切りは2月10日(木)、発行は3月1日(水)、発送作業は3月1日の予定。 【4】援助審議(別項) 【5】その他 ・「会」の案内・説明パンフレットを作ったらどうかとの提案があり、次回までに叩き台となる案。見本を作り、検討することになった。 ・次回役員会は3月7日(火)18時から、東京・四ッ谷の「ショファイユの幼きイエズス修道会(ニコラ・バレ修道院104号室」で行う予定。 『援助決定』(1999年12月7日現在)
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