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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES





『ザ・メッセージ』

 (海外短信) (敬称略)
  • 皆様、いつもお祈り、御支援をありがとうございます。元気ですのでご安心下さい。私どもは、十一月頃より約一年、ケニアを留守にいたします…これからも、どうぞ私たちのためにお祈り下さいますよう、お願いいたします…
    (ケニア・フランシスコ会 佐藤達郎 大司達也・'92・10)
  • …いま、私はスウェーデンに派遣されております。ここ、スウェーデンのソルホーシャはきずな”で拝見する宣教地とは、全く異なる状況にありますので、他の宣教地で働いていらっしゃる方々の様子を知らせて頂くことを楽しみにしています。私達は、マザー・テレサの修道会の観想会に属しますので、祈りと日々の犠牲の花束をもって、他の宣教他の宣教者の方々、また、それを支援して下さる方々と共に、神の栄光と一人一人の救いのために、一致して働かせていただきます。
    (スウェーデン・神の愛の宣教者会 佐藤春子)





『ECHO』

  • 修道院の近くに移って来られた未信者の中学生が、夏休みにカルメルのミサに通って来ました。夏休みの終りに茶筒2本を「献金です」と持参しました。中身は10円、5円、1円の小銭。その全部を国際協力のため、お送りします。
    (越川奈々子・14歳。カルメル会修道院・福岡市)
  • 国際協力に祈りと献金をとの主旨に、わずかですがお送りいたします。
    (東京・ヌヴェール愛徳修道会目黒修道院)
  • …どうぞ、ご自愛遊ばしまして、お働き下さいますように、祈りのうちに…
    (柏市・西村 任意)
  • 十アヴェ・マリア、海外宣教者を支援する会10周年!!今後の、より一層のミッションのためにご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
    (大分・潔き聖母修道院)
  • 先日、マリアの宣教者フランシスコ修道会のシスター南雲、シスター拾雄のケニア、パラグアイにおける生活の模様をお聞き致しました。お二人のお話しを通して、世界中で尊い働きをなさっていらっしゃる、数多くの宣教者の方々に思いを馳せております。心打たれる思いです。心ばかりですが、ご寄付させていただきたいと存じます。皆様方の御健康と、よき働きを祈りつつ
    (東京・荒川喜義)
  • 十主の平和。いつも「きずな」をお送り下さり、ありがとうございます。海外の厳しい状況下で働いておられる宣教者の方々の、献身ぶりに感謝しつつ。今夏、思いがけない入院、手術で、万一に備えて掛けておりました保険給付金が入りましたので、僅かですが、臨時の献金をさせて頂きます。貴会のますますのご発展をお祈りいたします。
    (京都市・伊藤 敬子)
  • 主の平安。日々のお働き、ありがとうございます。ささやかですが、支援金としてお受け下さいますように、神と聖母の祝福をお祈り申し上げます。
    (清水市・扶助者聖母会清水修道院)






    『会員数』

     (個人・法人・賛助) 計 一九〇三 (92・10・31現在)






    『お詫び』

     …前号(40号)記事中「援助決定」棚(3ページ)、「エア・メール」「医者の代りに診療を」(7ページ)の中で、マリアの宣教者フランシスコ修道会・拾雄智子を捨雄智子と誤まり、大変ご迷惑をおかけしました。お詫びして訂正いたします。(編集部)






    『海外宣教者を支援する会、10年の歩み』

    一九八二年(昭和57年)
    1月日本カトリック移住協議会、「海外富教書を支援する会」の発足を'82年度事業計画に織り込む。
    5月移住協理事長石神忠真郎司教「会」の結成を呼びかけ。
    6月5日全国司教会議「海外日本人宣教者を支援する会」の設立を承認。
    9月1日「海外日本人宣教者を支援する会」の発起人会初会合(13人)、会の発足を承認。会長に服部比左治氏(外務省参与)を選出。
    10月18日「会」の第2回会議、「設立趣意書」等を承認。
    11月29日会の機関紙(広報)「絆(きずな)」創刊号発行。
    一九八三年(昭和58年)
    2月8日はじめて、海外援助を開始(約54万円)
    11月13日初の講演会(東京・四谷壁葉同窓会館)約80人参加。
    一九八四年(昭和59年)
    4月11日インドネシア青少年奨学金募集の呼びかけ。
    11月16日「アフリカは、今」講演会(チャペルセンター)誇師2名、一五〇人参加。
    12月24日世田谷池ノ上小の児童たちの献金で車椅子贈らる。
    一九八六年(昭和61年)
    7月22日梶川宏師、事務局長辞任。後任にX・ローシャイタ師。
    9月1日「今、アフリカに生きる」刊行。
    一九八七年(昭和62年)
    9月1日「会」創立満5周年
    一九八八年(昭和63年)
    2月16日服部比左治会長急逝。葬儀2月20日(三軒茶屋教会)
    一九八九年(平成元年<昭和64年>)
    5月20日「海外宣教を語る会」開催。海外帰国(一時)宣教者の現地報告会。
    12月31日シスター海野常世帰天さる。
    一九九〇年(平成2年)
    3月26日国際協力委信徒宣教者会担当野村師、女子修道会管区長会々長訃秋元らと海外宣教について話合い。
    一九九一年(平成3年)
    6月横浜市立小学校2クラス、マダガスカルへ文房具寄贈。
    9月1日「会」創立10周年に向って(一年間)、'90年度援助費一、五〇〇万円に。
    10月27日ザイールの身体障害児のためのチャリティ歌の会″へ会として切符販売等で協力(東京・聖母女子短大講堂)
    一九九二年(平成4年)
    9月1日「会」の創立10周年記念日
    9月17日中央協議会会議室での最後の役員会(移転に伴ない)






    『編集後記に代えて』

     '92年9月1日、創立10周年を迎えた「海外宣教者を支援する会」は、次の10年に向って歩みはじめている。次の10年、20周年は、21世紀の二〇〇二年。まさに、世紀を結ぶ「絆」となると云っても、過言ではあるまい。
     会員数もすでに一九〇〇人を越え(一九〇三人・92年10月31日現在)た。僅か13人で歩き始めた10年前を思うとき、会員数二千人になんなんとする現在を、誰が想像し得たであろう。
     チャリティなどという意識、気負いもなく、会員の一人一人が、無私に、淡々とその善意を寄せる。
     「もし、私が、現地に行って出来ることなら…」という思いが、送られて来る数多くの便りに、その行間に窺い知ることが出来る。
     海外宣教者を支援する会が、新しい10年に向って歩みはじめた今、10年間の活動を総括してみました。一つ一つの記録の績み重ねが、「歴史」となるからです。
     長い間、カトリック信者たちに親しまれて来た、中央協議会の建物が、四谷の地を離れて、新しい拠点、江東区潮見の地に移転しました。これも、大きな「歴史」の一コマと云えましょう。
     10年間にわたって、四千部近いきずな″の発送、車で搬送して頂いた中央協議会の皆様に、心から御礼申し上げます。
     そして、新たな旅立ちにあたって、会員はじめ皆様方の一層の御支援、ご協力をお願いいたします。
     よき主の御降誕祭をお迎え下さい。
    (山鳥)