 『アフリカ』『アフリカ向け、コンテナ船出航』カトリック木更津教会・アフリカ友の会 関根英雄神父
‥皆様からの寄贈品を積載したマークス・ライン社の西アフリカ航路の定期コンテナー専用船ルナ号は九月二十八日、東京港を出港しました。スペインのアルジェシラスを経由して、十月二十八日にフリータウンに着き、その後はトラックでコンテナのまま、ルンサに届けられる予定です。はじめてのことでしたが、東京・大井埠頭で、集荷、積み出し、通関手続などの業務をして下さいました三菱倉庫、三協運輸などの関係者の好意によって、万事、スムーズに運びました。積載品は、学用品はもとより、衣料、日用品、食品、そして、同じシエラレオネの診療所に働く、鶴田順子さん関係の医療機械、薬品も加わりました。それで、大小一〇八八個の荷物となり、コンテナーは2個になりました。これらの物品は、シスター根岸のもとに先ず届き、そこで学校分と診療所分とに分けられ、さらに、学校分は‥現地の約20の学校に分けられる予定です。
ところで、最近、国内のある方から知らせがありました。 それは、シエラレオネの学校を名乗って、「0・L・Gでなく、自分の学校に送って下さい」という手紙です。そこで、シスターに問い合わせたところ、そのような学校はフリータウンにはなく、多分、フリータウンの途中下車支配人（郵便局員？）の仕業でしょうとのことでした。‥シスターの許に届く確率が悪いことがはっきりしましたので、これからは、出来るだけコンテナー輸送が続けられるように、努めたいと思います。 ＊「会」からは、衣類を送りました。  荷積みを待つ物資（大井埠頭で） 『五歳以下の死亡率高く』御聖体の宣教クララ修道会 鶴田順子
‥いま、こちらは雨期のシーズンで、大粒の雨が激しく降ってきます。私の働く病院は、ルンサから歩いて30分から40分かかります。
‥人々は歩いたり、ポタボタと呼ばれる、いまにも駄目になりそうなオンボロ車などでやって来ます。私も、毎日、妊産婦のクリニックと乳幼児の予防注射と指導に追われています。この国はいま、本当に難しい状態です。とくに私の心をいためることは、5歳以下の子供達の死亡率がとても高いことです。教育が低いこと、とくに、女性の教育がとても低く、殆どの死亡原因は、母親の無知と原始的な生活様式から来ています。学校での教育はとても大事ですが、先生たちも衛生について指導できる人は少ないとのことです。毎日、私のクリニックと予防接種のオフィスでは、衛生教育、とくに新生児破傷風の予防や、栄養指導に明け暮れています。 ‥貧しい国で‥いろいろな面で問題を抱えているのですが、人々のにこやかな挨拶に、人間的な豊かさを感じさせられます‥人間的な触れ合いの中で、心と心の通い合いは、物質的な物からは、絶対得ることの出来ない大切な宝物です。…交通の便は良くないので、急病人が遠くの村で出ると、ハンモックに病人を乗せ、四人の男の人が担ぎ、二人ぐらいの男の人が交代に担ぐために、同行して病院へ運んで来ます。 『病棟出来たが、スタッフ不足』援助修道会 柏瀬百合子
‥長い乾期の続いた後、恵みの雨が降り始めました。最初の雨は、降っている間に大地に吸いこまれてしまいました。種蒔きをしたいと思い、種を準備していると、「シスター、雨期は未だですよ」と土地の人が教えてくれる。
‥今年の三月、日本の方々からの援助で、分娩室、手術室を含んだ、立派な病棟が完成しました。‥ところが、ブッシュの中の診療所のこと、医療スタッフが足りません。私たちの所から車で二時間程の距離に、プロテスタント系の病院があり、四年制の看護学校がありますが、四月に、そこから八人ほどの就職希望者があり、とても楽しみにしていたところ、面接の日になったら、誰一人‥現われませんでした。タンザニアの若者も、田舎よりは町の方に住むことを好むわけで、折角、完成した病棟も人手不足でオープンできない状態で困っています。一方、女子保健クリニックでも、昨年から巡回サービスを始めたわけですが、好評で‥すでに千五百人を超える子どもたちの予防接種と、クリニックに来るには遺すぎる妊婦のために、定期健診をする役割を果しています。‥度々、青空教室で栄養指導、衛生指導をしています。草の板医療の方が、ずっと効果的に見えるのですが、やっぱり、治療を望んでやって来る患者のためには、施設が必要です‥最も重要なことは、医療従事者を育てることです。 ‥一人、二人と、土地の若者を、検査技師や看護婦養成の学校に送りこんでいますが‥入学試験に合格できる者も撞く少なく、その上、医療については、英語で学ばねばなりません。セカンダリースクールに行ける子供は、全体の2％程度といわれています。やっぱり、施設よりも‥教育が急務だと感じる、この頃です。 種を蒔くのみであれば簡単なのですが、育てる仕事は、長い忍耐を必要とします。 『アジア』『九年で漸く人との関わり増える』汚れなきマリア修道会 大堀美和子 伊藤昌子 高尾チエ 藤井洋子
世界各地に拡がっている皆様の宣教活動に感動したり、励まされたり、教会 の素晴らしいきずなに結ばれていることを感じ、嬉しく思います。
こちらの男子マリア会の招きに応えて渡韓してから、早くも九年の年月が過ぎ去りました。当初は、韓国語の勉強と、生活、習慣になれるのに精一杯でしたが、だんだん、人々との関わりも増え、81年度には修練院を開くことになり、それ以来、養成のために微力を捧げております。 おかげ様で、毎年、入会志願者があり、現在、二十三人の有期誓願者が、少しずつ、教会で働くことが出来るようになりました。 教理を教えたり、信者の家庭訪問、とくに、教会を離れている人々、病人、貧しい人々を訪問したり、グループ指導や、教区の召命活動に、また、男子マリア会の黙想の家のお手伝いなどさせて頂いております。この三月から修練院の敷地内に幼稚園を開き、近所の子どもたちの教育をはじめました。 『寄付で、緊急患者が救えた』聖母カテキスタ会 浜谷真佐美
‥「きずな」第二十三号を頂きました。‥ボランティアの皆様の御仕事が、‥日に見えております。仕事も手際よく‥片付いていく。
おしゃべりと一緒に行動がともなうから‥楽しい。‥たった二時間ばかりで、すっかり馴染んでしまった（発送をお手伝いした時の）あの雰囲気を、もう一度、味わわせて頂きました。 ‥インドネシアでは、七月が新入学の時期ですので‥大変、忙しい時期です。生徒の一部は長期休暇を得て、次々と、私の所にグリーンの小豆や、ニワトリ、新米等を持って、訪問してくれるのが、大変嬉しうございます。 ‥私は、休暇を利用して、ご寄付を募りました。その目的は、司祭、修道者、志願者、困窮家族を助けるためです。‥緊急手術の必要（とする）晦も、生活源の田畑を売り、それでも足りず、途方に暮れている人達（など）を助けるためでした。 事実、八月に急を要する手術―卵巣胞腫捻転―の患者、現在、ノビシアに入ったばかりの神学生の母親を助けることが出来ました。 「きずな」を通して、ご寄付を下さった方々に、深く感謝を申し上げます。 私は、新しい職場、知恵おくれの生徒の寮母務めをしております。 『南米』『日本から、書籍到着！』サンファン教会 信徒畑中珠枝
‥数多くの書籍をお送り頂き、誠に、ありがとうございました。
‥おかげさまで、狭い図書室も大賑いで、嬉しい悲鳴が続いております。‥書籍の整理もやっと終り、人を待つ頃となりました。 読む人も千差万別、どんな本がよいかを相談され、困る時もあります。‥今、ボリビアは経済不況が続き、生活苦などから、若者や戸主の人も、日本へ出稼ぎに行き、引き揚げる家族もあり、結果は分りませんが、仕事はいくらでもあり、賃金未払いもよく、ポリビアでの生活より良いとのこと。やはり、日本は、経済強国のようです。  日本人から届いた本を前に婦人会の人たち 『雨が降ると、忽ち洪水！！』礼拝会 小野さと子
‥まず、サンファンの状況をお知らせします。
‥12キロのところに教会があり、その周辺は、ボリビア人が狭い土地に密集して現在三千人以上住んでいます。 この部落の奥まったところに、Barrio Nvevoという所があり、大変貧しい地域で、とくに小さい子どもの多い所です。 一家族が七人から十人の子どもを抱えています。 赤ちゃんの洗礼のための親の勉強、また、婚姻の秘跡のための、要理の勉強やミサのために、教会まで出向くには、赤ちゃんや、子の連れでは無理なのです。 そこで、この周辺に巡回教考兼集会所を建築したいのです。 ‥家族があっても、教会で婚姻していない人が多く、大分、年をとっている人にも、婚姻の秘跡を受けるようすすめています。 ‥この建物が出来れば、ここで要理の勉強も出来、ミサにも沢山、参加できます。 ‥この辺は、電気のない家が多いのです。 ‥そこで、高校生、中学生は、夜、この建物で勉強することも出来ます。 ‥この建物は、雨が降りつづくと、雨漏りがひどく、（たちまち）洪水になって、家の中にも居られなくなる人の、避難所に使うことも出来ると思います。  家畜とともにSr小野  あめが降るとたちまち洪水、道路も川に…… |