ぼくたちの町は“とうき”がさかんです。それでこの絵は土岐市下石町山神のまるみという工場の入り口を入った所にあるトンネルがまです。トンネルがまを作っているたいかレンガがいくえにもつみかさねられて作りあげられている。そばへいくとものすごくあつい赤いほのおがめろめろともえあがっている。1300どをこえる温度なのだ。おじさんが温度計を見ながらいっしょうけんめいにちょうせいしている。こんな工場がほくたちの町にはたくさんある。ここでやかれたどうきは各地におくられているし、遠くは外国にも輸出され各家庭で使われています。こうしたトンネルがまの絵は自分ではたいかレンガがけむりで黒くなった所はよかったと思いました。でも色がだんだん◯◯よりうすくなったりする所が一ばんむずかしかった。
岐阜県土岐市下石町には、社会科にでてくるような、自動車工場のようなきんだいかされた工場はあまりない。やきものも手で作るものが多い。一部では、機械をつかっているが、ほとんどは手で作る。でも、そんなしごとをしている人、明るくいっしょうけんめい動いている。わたしは、その働く人の、美しい後すがたを書いてみました。ただの土が、おじさんたちの手で、こんなに美しいやきものになるなんてゆめのようだ。このやきものが、やがて、たくさんの家庭に買われると思うと、自分までたのしくなってくるみたいだ。